しつけ

愛犬と仲良くなるために取った行動3選

滅茶苦茶やんちゃだったミルク(ミニチュアダックスフンド)が、超甘えん坊に…
一時は手がつけられなかった暴れん坊がどのように懐いていったのか、主の経験談を共有させていただきます。プロのトレーナーでもなんでもない、ただの一般人の経験だからこそ、何かしらお役に立てると思っております。

ミルク(ミニチュアダックスフンド・男)
2018年3月15日生
色:イエロー
性格:ビビり、甘えん坊
好き:散歩、ハンカチ
嫌い:焦げた臭い、大きな音、急な動き
この記事に書かれていること
・ワンちゃんとの接し方
・ワンちゃんと仲良くなるための方法

とにかく対話

いっぱい話しかける

ワンちゃんはめちゃくちゃ頭がいい動物です。
発声の機能上、言葉は話せませんが、人間の言う言葉は全部理解できるようになります。

その証拠に「お手!」など、ちゃんと反応できますよね?

だからいっぱい話しかけます。
主がドッグトレーナーさんに教わったのは「勉強するなら、犬の本じゃなく、アスペルガーの子供への接し方、みたいな本を読むといいよ」ということでした。

ミルクはペットショップに3か月半いました。

ワンちゃんで3か月半というと、そろそろ人格(犬格)が形成される頃。

なので我が家に迎えた時は、「なんでお前が急にボクの世話をするんだ!」と、全然認めてくれませんでした。

ムダ吠えは一時間は止まらない
おもちゃを取り出したら終わらない
夜寝かしつけようとしても全然聞いてくれない
抱っこをさせない

だからまず、ミルクと対話する時は同じ目線になるように座りました。

「なあ、ミルク。もう夜遅いからワンコラしたら近所迷惑やろ?ミルクもずっとワンコラしてたらしんどいやろ?」

そうしてとにかくずっと話しかけました。

トイレに行くのも「ちょっとトイレに行ってくるな」と。

今ではほぼほぼ日常会話は理解しています。

ひたすらアイコンタクト

対話する中で(その他しつけの際にも)気を付けたことがあります。

それが“アイコンタクト”です。

ワンちゃんは言葉を理解しようと一生懸命飼い主の目を見てきます。

だから「君に話しかけてるんだよ」という意思表示のために、いや、それどころか、話していない時でも、ミルクがこっちを見ている時は絶対に目を逸らさないようにしました(今もしています)。

そうすることでワンちゃんは、「自分を見てくれている」と安心します。

アイコンタクトに関しては、他にもいくつもメリットがあるので、また別の機会に紹介したいと思います。

声のトーンを変える

反省の図(笑)

対話の中で、声のトーンを高くしたり低くしたりすることも心がけました。

叱る時はなるべく低いトーンで「コルァア!」と巻き舌で叱ります(笑)

ワンちゃんは賢い動物なので、声のトーンで「あ、怒ってるな」など理解できるようになります。

「これはダメなことなんだな」「これは褒められたぞ」と、お家のルールを覚えていきます。

芸を覚えさせる

芸は共同作業

親バカながら、ミルクの特技をご紹介します。

  • 待て(一生待ってます)
  • お手
  • おかわり
  • ハイタッチ(ヘルニアのリスクがあるので控えめに)
  • 伏せ
  • ゴロン
  • 膝(主の膝の上に手をつく)
  • またくぐり
  • アップ(クッションの上に乗る)
  • 調子がいい時が顎クイ(画像)もできます…

なかには「飼い主のエゴ」だ、と否定的な方もいらっしゃるかも分かりません。

でも、僕の体感として、一つミルクが芸を覚える度に信頼関係が深まっていっている実感があります。

そしてミルクも自分が何かできるようになることに喜びを感じています。

実際、ゴロンが一番手こずったので、出来るようになったのが特に嬉しいのか、時々勝手にやってます(笑)

僕は飼い主の言いなりにする手段ではなく、コンビ芸だと思っています。

やはりここでもアイコンタクト

ちゃんと目を見ながらできてます。偉い!(親バカ)

アイコンタクトは欠かせません。

しつけに関しても、また別の記事で書かせていただきますが、ミルクがおじいちゃんになった時、耳が聞こえなくなるかも知れないし、目が見えなくなるかも知れない。

だから「待て!」と大きな声で言うのと同時に手で「STOP」のジェスチャーをします。

ミルクが待ちながら目を逸らしたら「こっち見て!」と、ちゃんとアイコンタクトを取らせます。

ワンちゃんはキュン鳴きしたり尻尾を振ったり、リアクションを起こすこともありますが、基本はアイコンタクトでしか意思の疎通ができない(言葉を話せないという意味で)ので、アイコンタクトは徹底しました。

信じてあげること

芸を練習している期間はワンちゃんもストレスが溜まるかも分かりません。

実際、僕がミルクをみていて、よく分からなくて悩んでいる表情を見せていました。

だから、「一日に〇分」とか、できてもできなくても「今日はここまで」という区切りをつけて、練習時間が終わったら「よく頑張ったな!明日も頑張ろうな!」と、今日の頑張りを褒めてあげます。(ミルクは「明日」という言葉も理解しています)

ミルクの場合は、おやつをチラつかせながら練習していたので、「おやつ6粒」と区切りをつけて練習していました。

そしてもう一つ、ワンちゃんを信じてあげること。

辛い練習をしていると「もう、いいかな」と思ってしまったりしますが、やっぱり出来た時の喜び(ワンちゃん自身も)は計り知れないので、「一緒に目標に向かって頑張っていく」という体験をさせてあげて欲しいと思います。

「君はやったらできる!」と声に出して応援しながらやってあげていました。

「家族」であり「群れ」である

僕が「主」という理由

僕はYouTubeをやっているのですが、そこで自分のことを「主」と称しています。

いつも見てくださっている方にはある程度浸透して「主さん」なんてコメントをくれたりします。

僕は「飼い主」という言葉が嫌いです。

だって、家族を「飼う」っておかしくないですか?

だから「主」と称しています。

家族でも一家の大黒柱がいたり、群れでもボスがいます。

ミルクとは家族であり、仲間であり、親友であるけど、パワーバランスは必要だと思っています。

群れや家族にはルールがあるし、そのルールを教えるのは大黒柱であり、ボスであります。

ワンちゃん自身もルールがあった方が暮らしやすいはずです。

あくまでも対等

画像はペアルック(親バカ)

とはいえ、ミルクとは常に対等です。

法律を作った政治家がいる。それを国民が守る。

だからといって政治家が国民より上ではないはずです。

同じように、我が家のルールは僕が決めるけど、僕の方が偉い訳ではありません。
あくまでも対等です。

だから話す時は必ず座るか抱っこするかで目線を合わせる。
遊ぶ時は一緒に全力で遊ぶ。

そしてミルクの主張、こだわりは尊重する。

もちろん、散歩などで外に出たら社会のルールがあるし、他人や他のワンちゃんに迷惑がかかるようなことはさせません。

けど、それ以外はミルクがしたいことはできるだけ尊重します。

彼らも人間と同じように感情があり、アイデンティティーがあります。

それを押さえつけるのは子供がサッカーをしたいのに「勉強しなさい!」と強要するようなものだと考えています。

もちろん、ご家庭それぞれの教育方針があるので、何が正解というのはないと思います。

僕はあくまでも我が家のルールに則った上で、ミルクに好きなようにさせています。

ミルク中心に生きる覚悟

ミルクを家族に迎え入れた日の写真。
定期的にこの写真を見返して、当時の覚悟を思い出すようにしています。

ワンちゃんと暮らしている方であれば、「犬の十戒」というのをご存じかと思います。

僕には仕事があり、たくさんの仲間があり、飲み会があります。

けどミルクには僕しかいません。

いついかなる時もミルクが最優先。何をするにも「ミルクはどうしよう…」と考えます。

帰ってきたらまずミルク、起きたらまずミルク、風呂から上がったらまずミルク(大抵寝てますが…)、

ワンちゃんは人間の行動を見ています。

必ず「君が一番だよ」という態度は理解してくれます。

逆にその覚悟がなければ、ワンちゃんと暮らす資格はないと思います。

僕は人間関係でも人犬関係でも、全力でぶつかって分かり合えないことはないと思っています。

最後に

あくまでも何の資格もないただの一般人の考えです。

ですが、前述のように、子育てや教育方針に正解はないと思っています。

「犬のしつけ」の類の本などはたくさんありますが、あくまでもそれは一般論。

「ワンちゃんって、こういう子が多いよね」というだけのことです。

それがあなたの愛犬に当てはまるかどうかは分かりません。

だって一頭一頭性格が違うんだから。

だから僕のこの考えも、他の方からすれば「は?なんだそれ?」という内容かも分かりません。

でも実際にミルクを見て、ミルクと過ごして感じてきたミルクの性格から、自分なりに接し方を工夫してきて、結果、どこに出しても恥ずかしくないめちゃくちゃいい子に育ってくれました。

これからワンちゃんを迎える予定の方
子育てでお悩みの方

このブログがほんの少しでも参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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